この記事では、「報いる」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「報いる」の正しい読み方は「むくいる」
「報いる」は「むくいる」と読むのが正しい言葉です。
「むくいる」は漢字の「報」の訓読みの一部で、「報」を「むく」と読み、「いる」は送り仮名になります。
「報いる」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「報いる」の間違いやすい読み方は「ほういる」といえます。
「報」は「報酬(ほうしゅう)」や「報復(ほうふく)」のように「ほう」とも読むことから、上記のように読み間違える可能性があります。
また、「報」は「報(しら)せる」と読む場合もありますが、「報いる」は「しらいる」などとは読まないので注意しましょう。
「報いる」について説明
「報いる」は「自分が受けた事柄に関して、その事柄に見合う行為を相手におこなうこと」を意味し、「人の恩に報いる」や「人力に報いる」「労に報いる」のように使用します。
一方で「相手に仕返しをする」という意味も持っており、「相手の攻撃や非難などに少しでも反撃する、やり返す」ことを「一矢報いる」と表現します。
また、「親がおこなった悪事がその子どもに悪い影響を与える」ことを示す「親の因果が子に報いる」ということわざも存在します。
なお、「むくいる」は「酬いる」と記すケースもありますが、現在は「報いる」表記が一般的となっています。
まとめ
「報いる」の正しい読み方は「むくいる」です。
「報」には複数の読み方がありますが、「ほういる」や「しらいる」などとは読まないことを留意しておく必要があります。
「報いる」の意味や使用例についても一緒にチェックしておきましょう。
ぜひ漢字の読み方を学ぶ参考にしてください。