この記事では、「鎮魂」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「鎮魂」の正しい読み方は「ちんこん」と「たましずめ」どちら
「鎮」という漢字は訓読みでは「鎮(しず)める」、音読みでは「ちん」と読みます。
そして、「魂」は訓読みでは「たましい」、音読みでは「こん」と読む漢字です。
「鎮魂」の場合、「鎮」と「魂」両方を音読みにして「ちんこん」と読みます。
一方、漢字の読みを無視した不規則的用法である「当て字」を用いて「たましずめ」と読むことも可能です。
正しい読み方の結論
「鎮魂」は音読みで「ちんこん」と読むことも、当て字で「たましずめ」と読むことも可能です。
「鎮魂」の意味
「鎮魂」とは、「魂を落ち着かせ、鎮めること」や「肉体から離れようとする魂や離れた魂を肉体に鎮めること」を意味する言葉です。
もともと「鎮魂」は「たましずめ」や「みためしずめ」と呼ばれ、生者の魂を肉体へ鎮める神道の儀式を意味する言葉でした。
しかし、現代においては専ら「死者の魂や霊を慰めること」=「慰霊」とほぼ同義で用いられるケースが多いようです。
「鎮魂」の言葉の使い方や使われ方
・『この石碑は、鎮魂の願いを込めて地元の人々がたてたものらしい』
・『その場所では、戦争で犠牲となった人々を鎮魂するための儀式が毎年行われている』
・『鎮魂の祈りが捧げようと、多くの人たちが被災地を訪れた』
まとめ
・「鎮魂」は音読みで「ちんこん」と読むことも、当て字で「たましずめ」と読むことも可能です。
・「鎮魂」とは、「魂を落ち着かせ、鎮めること」や「肉体から離れようとする魂や離れた魂を肉体に鎮めること」を意味する言葉です。
今日では「死者の魂や霊を慰めること」=「慰霊」とほぼ同義で用いられるケースも多く見られます。