この記事では、「傀儡」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「傀儡」の正しい読み方は「くぐつ」と「かいらい」どちら
「傀儡」には2つの読み方があります。
1つめは「くぐつ」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
2つ目は「かいらい」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
正しい読み方の結論
「傀儡」は「くぐつ」「かいらい」どちらも正しい読み方です。
ただし、読み方により意味が違ってきます。
「傀儡」の意味
「傀儡」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「くぐつ」と読む場合、「歌や楽器に合わせて舞わせる操り人形」「平安時代以降、操り人形を職業とする芸人のこと」「転じて操り人形の芸人が遊女もすること」という意味です。
「くぐつ」の語源ははっきりしていませんが、木や茎など幹を表す「久々(くく)」を編んでt作った籠に、操り人形や道具を入れて使ったことから、「くく」に目的を表す接尾辞「つ」が付いた者という説があります。
「かいらい」と読む場合「あやつり人形」「自分の意志や主義を表さず、他人の言いなりに動いて利用されている者」という意味です。
「傀儡」の言葉の使い方や使われ方
「傀儡」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『彼の家は代々続く傀儡(くぐつ)師だ』
・『音楽に合わせて傀儡(くぐつ)を巧みに操る』
・『彼は社長の傀儡(かいらい)だ』
まとめ
今回は「傀儡」の読み方について紹介しました。
「傀儡」は「くぐつ」も「かいらい」も正しい読み方で、読み方により使い方が変わってきます。
正しく読める様に覚えておきましょう。