この記事では、「饗庭」の読み方を詳しく説明していきます。
「饗庭」で使われる読み方は「あいば」と「あえば」
「饗」の漢字は、「饗宴」【きょうえん】や「饗膳」【きょうぜん】の言葉を見れば理解出来る様に、音読みで「きょう」と読まれているのです。
訓読みでは、「あえ」とか「もてな」と読む事が出来ますが、音読みにも訓読みにも「あい」という読みは発見出来ません。
「庭」は、「校庭」【こうてい】や「庭園」【ていえん】の言葉の様に、音読みで「てい」と読む事が可能な漢字となっているのです。
訓読みの方は、「庭先」【にわさき】とか「裏庭」【うらにわ】の通り、「にわ」と読めます。
所が、音読みと訓読みをチェックしても「ば」という読みは見付かりません。
なので「饗庭」の漢字表記を見ても、「あいば」や「あえば」という読み方は普通には出来なかったりするのです。
とはいえ「饗庭」は苗字としても利用されている言葉であるため、少し特殊な読まれ方をしています。
お陰で「饗庭」の苗字は、「あいば」と「あえば」といった読み方をしているのです。
「饗庭」で使われる読み方で多いと考えられる読み方
「饗庭」の苗字においては、「あいば」と読まれるケースが多く見られます。
「饗庭」の名前で考えられる由来
「饗」は、「もてなし」とか「ご馳走」等を意味する漢字となっているのです。
次の「庭」の漢字は、「にわ」や「宮中」といった意味を示します。
加えて「饗庭」は苗字として使用されており、現在の岐阜県に存在していた「美濃国大野郡相羽村」や、今の滋賀県内にあった「饗庭村」といった地名等が由来であると考えられているのです。
まとめ
「饗庭」の苗字は、「あいば」と「あえば」という読まれ方をしていますが、「あいば」という読みが特に多くなっています。
そんな「饗庭」の苗字は、今の岐阜県内に存在していた「美濃国大野郡相羽村」とか滋賀県内にかつてあった「饗庭村」といった地名がルーツであると見られているのです。