この記事では、「風上」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「風上」の正しい読み方は「かざかみ」と「ふうじょう」どちら
「風上」の正しい読み方を考えるために、最初に、熟語を構成する漢字の個別の読みを確認します。
「風」の漢字の音読みは「フウ・フ」で、訓読みは「かぜ・かざ」です。
また、「上」の漢字の音読みは「ジョウ・ショウ」で、訓読みは「うえ・うわ・かみ・あ(げる)」です。
ここから、二つの漢字を訓読み+訓読みで繋げれば「かざかみ」と読めますし、音読み+音読みで繋げれば「ふうじょう」と読むことも可能です。
しかし、この分析からは、いずれの読みが正しいのかは、分かりません。
さて、「風上」の読み方は「かざかみ」と「ふうじょう」の、どちらが正しいのでしょう。
正しい読み方の結論
「風上」の正しい読み方は「かざかみ」で、「ふうじょう」と読むのは間違いです。
漢字の個別の読みからは、いずれとも読める可能性がありますが、その片一方が正しく、もう一方が間違いで、しかもいずれが正しかを判断する法則もない点は、日本語の難しい点の一つと言えるでしょう。
また、この「風上」は同じく訓読みを重ねた「かぜかみ」と読まれることもあります。
「風上」の意味
「風上」とは、「風の吹いてくる方角のこと」を意味する言葉です。
「風上」の言葉の使い方や使われ方
・『凧を上げる際には、最初に風上に向かって走ることが必要です』
・『風上から激しく雪が吹き付けて、全く前が見えない状況です』
まとめ
「風上」の正しい読み方は「かざかみ」で、「ふうじょう」と読むのは間違いです。
また、この「風上」とは、「風の吹いてくる方角のこと」を意味する言葉です。