この記事では、「公孫樹」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「公孫樹」の正しい読み方は「いちょう」と「こうそんじゅ」どちら
「公孫樹」には2つの読み方があります。
1つ目は「いちょう」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
2つ目は「こうそんじゅ」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
正しい読み方の結論
「公孫樹」の正しい読み方は「いちょう」「こうそんじゅ」の2つで、意味も同じです。
「公孫樹」の意味
「公孫樹」は「イチョウ科の植物、扇形の葉が特徴的で、秋に紅葉する性質がある高木のこと」です。
種子は銀杏(ぎんなん)と呼ばれ、高級食材として使われます。
「いちょう」の語源は、中国の発音にあります。
葉の形が鴨の水掻き似ていることから、「鴨脚」とされ、中国語で「イチャオ、ヤチャオ、イーチャウ」などと呼ばれていたものが日本に伝わり「いちょう」に変化しました。
「公孫樹」という漢字は、「いちょう」が「植樹してから孫の代になって銀杏が食べられる樹」「孫の代になったら実のなる木」であることから当てはめられました。
「公孫樹」の言葉の使い方や使われ方
「公孫樹」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『公孫樹(いちょう)並木を歩く』
・『公孫樹(いちょう)の木の下で銀杏を拾う』
・『庭に立派な公孫樹(こうそんじゅ)がある』
まとめ
「公孫樹」は「いちょう」も「こうそんじゅ」も正しい読み方です。
正しく読める様に覚えておきましょう。