この記事では、「庶務」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「庶務」の正しい読み方は「しょむ」と「しょくむ」どちら
「庶務」の正しい読み方を考えるために、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みについて、最初に確認します。
まず、「庶」の漢字の音読みは「ショ」で、訓読みは「もろもろ」です。
また「務」の漢字の音読みは「ム」で、訓読みは「つと(める)」です。
ここから、音読み+音読みで繋げれば、「しょむ」と読めることが分かりますが、「庶」の漢字の読みには「しょく」との読みがないことから、「しょくむ」とは読めそうにないことが分かります。
さて、「庶務」の正しい読み方は、「しょむ」と「しょくむ」の、どちらなのでしょうか。
漢字の個別の読みから分析した通りなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、先の個別の漢字の読みから推察した通り、「庶務」の正しい読み方は、「しょむ」で「しょくむ」と読むのは、明らかな間違いです。
ビジネスにおいて「しょくむ」と読む言葉としては、「職務」があり、「しょくむ」と読む間違いは、これと混同されたものと思われます。
「庶務」の意味
「庶務」とは、「種々雑多な事務的な仕事のこと」を意味する言葉です。
「庶務」の言葉の使い方や使われ方
・『彼女は、総務課の庶務係に配属されました』
・『庶務の仕事は、会社によって違いがあり、この会社では難しい仕事も色々含まれています』
・『彼は庶務の女性の優しさと、テキパキとした仕事ぶりに、いつしか心惹かれていました』
まとめ
「庶務」の正しい読み方は、「しょむ」で「しょくむ」と読むのは、明らかな間違いです。
また、この「庶務」とは、「種々雑多な事務的な仕事のこと」を意味する言葉です。