まだれに比と書く漢字には「庇」があります。
この記事では、「庇」の読み方を分かりやすく説明していきます。
まだれに比で「庇」の読み方
「庇」は音読みで「ひ」と読み、訓読みは「ひさし」や「庇う」で「かばう」と読みます。
この漢字と非常によく似ているものには「疵」があり、こちらは「きず」や「やまい」と読みます。
「庇」の意味や解説
「庇」は人やものをかばうことや保護することを表す言葉であり、これ以外にも覆うことを示す時にも使います。
「庇」は家の軒先に取り付けられた小型の屋根を示す言葉であり、こちらは日除けや雨除けとして様々な家屋に使われていることで有名です。
「ひさし」は「廂」と書くことも可能です。
日本の「庇」は「ろく庇」と「腕木庇」が使われることが多く、日差しの調整や風通しをよくする効果があります。
「庇」には特定の人物をかばうことを表す時にも使う言葉であり、こちらは「庇護」という使い方が有名です。
「庇護」は弱い人や愛する人、自分の子供などをかばって守る時に使う言葉であり、愛情を持って行動する時にも使います。
「庇」の熟語での使い方や使われ方
・『庇護』【ひご】
「人などをかばって守ること」を表す言葉です。
「庇護」は弱い人や愛する人など身を挺して守ることであり、友情や愛情によって行動するのが特徴です。
・『庇蔭』【ひいん】
「ひさしの影」を表す言葉であり、これ以外にもかばい合って助けることを表す時にも使います。
・『曲庇』【きょくひ】
「事実を捻じ曲げて人をかばうこと」であり、こちらは法律を曲げてかばう時にも使います。
このような人物を表す言葉には「曲庇者」があります。
まとめ
「庇」は人やものをかばうことや、軒先や屋根に付けられる「ひさし」を表す時に使います。
弱い人や愛する人を守る言葉としては「庇護」が有名です。
