この記事では、「新羅」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「新羅」の正しい読み方は「しらぎ」と「しんら」どちら
「新」という漢字は訓読みでは「新(あたら)しい」と読み、音読みでは「しん」と読みます。
そして、「羅」という漢字は音読みでは「ら」と読み、この音読みでのみ用いるのが一般的です。
先に説明しておくと、「新羅」とは古代朝鮮半島の東南部にあった国の名称です。
読み方としては「しらぎ」とも、「新」と「羅」それぞれに音読みを当てて「しんら」とも読むことができます。
正しい読み方の結論
「新羅」は「しらぎ」と「しんら」両方の読み方を用いることができます。
「新羅」の意味
「新羅」とは古代朝鮮半島の東南部にあった国の名称です。
朝鮮半島南部に存在していた「三韓」のうちの1つ「辰韓」を統一した「斯蘆(しろ、サロ)国」に起源を持ち、503年に正式な国号として「新羅」を称しました。
同じく古代朝鮮半島に存在していた国家である「百済(くだら)」や「高句麗(こうくり)」と三国時代に覇権を争い、古代中国の王朝「唐」と結んで660年に「百済」を、そして668年に「高句麗」を滅ぼします。
さらには、676年に朝鮮半島の直接支配を目論む「唐」も退け、「新羅」は朝鮮半島の統一を果たしました。
「新羅(しらぎ)」という読み方ですが、当初「新羅」は「しら」と呼ばれていました。
そして、その「新羅(しら)」に属する「城」をさして「新羅城(しらき)」と読んでいたものが、後に「新羅(しらぎ)」に変化し、国そのものを指すようになったのではないかと考察されています。
「新羅」の言葉の使い方や使われ方
・『日本は百済の援軍として663年の白村江の戦いにて、新羅と唐の連合軍と戦った』
まとめ
・「新羅」は「しらぎ」と「しんら」両方の読み方を用いることができます。
・「新羅」とは古代朝鮮半島の東南部にあった国の名称です。