「飛白」の読み方と意味とは?「かすり」と「ひはく」のどちら?正しい読み方について詳しく解釈

「飛白」の読み方と意味とは? 読み方

「飛白」という言葉はどう読むのが正しい読み方なのでしょうか。

今回は、「飛白」の正しい読み方と意味について解説します。

「飛白」の正しい読み方は「かすり」と「ひはく」どちら

「飛白」という言葉の読み方としては「かすり」「ひはく」の2つが考えられます。

「かすり」「ひはく」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。

正しい読み方の結論

「飛白」の正しい読み方は「かすり」「ひはく」の両方です。

「飛」には「飛行」【ひこう】「飛翔」【ひしょう】など「ひ」という読み方があります。

「白」「白墨」【はくぼく】「漂白」【ひょうはく】など「はく」と読みます。

漢字の読み方を組み合わせた「ひはく」「飛白」の正しい読み方ですが、それに加えて「かすり」も正しい読み方です。

「かすり」「飛白」という二字の熟語にあてられた読み方であり漢字それぞれの読み方を組み合わせたものではありません。

「飛白」という二文字がそろって初めて「かすり」という読み方が成立します。

「飛白」の意味

「飛白」「かすり」と読む場合の意味は、「かすれたように所々に小さな模様がついた織物もしくはそのような模様」です。

絣糸を使って表現される模様やそのような模様で織られた織物を指します。

一般的には「絣」【かすり】という漢字が使われますが「飛白」も同じ意味で使われます。

「飛白」「ひはく」と読む場合の意味は、「刷毛状の筆でかすれ書きにした書体」です。

筆で書いた線の中にかすれによる墨がつかない白い点が浮かび上がるのが特徴の書体で、中国の後漢時代の文人である蔡?【さいよう】が考案したとされています。

「飛白」の言葉の使い方や使われ方

・『飛白の着物を着る』
・『飛白の技法で織られた反物』
・『飛白体で書かれた書』

まとめ

「飛白」「かすり」「ひはく」のどちらも正しい読み方ですが読み方により意味が異なります。

混同しないようそれぞれの読み方と意味を併せて理解しておきましょう。

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