この記事では、「抽斗」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「抽斗」の正しい読み方は「ひきだし」と「ちゅうと」どちら
「抽斗」は「ひきだし」と読み、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
「抽」の音読みは「ちゅう」、「斗」の音読みは「と・とう」ですが、「ちゅうと」という読み方はしません。
正しい読み方の結論
「抽斗」の正しい読み方は「ひきだし」です。
「ちゅうと」とは読みません。
「抽斗」の意味
「抽斗」の意味は「机・たんすなどに取り付けて、抜き差して使用する収納箱」「知識や経験が豊富で、それらを臨機応変に使いこなせる様子」という意味です。
通常は「引き出し」と表記され、「抽斗」は難読漢字とされています。
「抽斗」の由来は漢字そのものにあります。
「抽」は「引き抜く・引き出す」という意味、「斗」は「四角い箱や容器」という意味、「抽斗」で「箱状の中から引っ張り出す」という意味になります。
ここから「ひきだし」という読み方が当てはめられました。
更に転じて、「多様なスキルや経験を必要な時にいつでも引っ張り出せる人」という意味でも使われています。
「抽斗」の言葉の使い方や使われ方
「抽斗」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『箪笥(たんす)の抽斗に通帳を入れる』
・『裁縫箱の抽斗(ひきだし)に糸をしまう』
・『彼は経験豊富で非常に抽斗が多い』
まとめ
今回は「抽斗」の読み方について紹介しました。
「抽斗」の正しい読み方は「ひきだし」で、「ちゅうと」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。