この記事では、「橙色」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「橙色」の正しい読み方は「だいだいいろ」と「とうしょく」どちら
「橙色」には2つの読み方があります。
1つ目は「だいだいいろ」で、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「橙」の訓読みは「だいだい」のみ、「色」の訓読みも「いろ」のみです。
2つ目は「とうしょく」で、読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「橙」の音読みは「とう」のみ、「色」の訓読みは「しょく・しき」です。
正しい読み方の結論
「橙色」は「だいだいいろ」「とうしょく」のどちらも正しい読み方です。
ただし、読み方により多少使い方が違ってきます。
「橙色」の意味
「橙色」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「だいだいいろ」と読む場合、「赤みがかかった黄色」という意味です。
「橙」は「ミカン科の常緑小高木」のことで、赤っぽい黄色の実がなり、正月飾りに使われています。
「だいだい」の語源は、「代々(だいだい)」という言葉です。
一般的に、果実は完熟すると木から墜ちるのですが、「橙」は冬に完熟した後も木から墜ちず、翌年の夏にまた青くなります。
実が気に付いたまま年を越すことから、「代々」と呼ばれ、「先祖代々栄える」という縁起が良いものとして使われる様になり、「橙」の読み方にあてはめられました。
「とうしょく」と読む場合、「赤みがかかった黄色を表す客観的な表現」という意味で、色そのものを客観的に表す言葉として使われることが多くなります。
「橙色」の言葉の使い方や使われ方
「橙色」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『橙色(だいだいいろ)の蝶々が飛んでいる』
・『橙色(だいだいいろ)の猫のぬいぐるみがお気に入りだ』
・『もう少し橙色(とうしょく)を強くした方が映える』
まとめ
今回は「橙色」の読み方について紹介しました。
「橙色」は「だいだいいろ」も「とうしょく」も正しい読み方で、読み方により使い方が変わってきます。
正しく読める様に覚えておきましょう。