この記事では、「咄嗟」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「咄嗟」の正しい読み方は「せっさ」と「とっさ」どちら
「咄嗟」は「とっさ」と読み、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「咄」は音読みで「とつ」、訓読みで「しか(る)・したう(ち)・はなし」、「嗟」は音読みで「さ」、訓読みで「ああ・なげ(く)」になります。
「とつ」が「とっ」になるのは促音化(そくおんか)です。
促音化とは、2つの語が組み合わさって1つの語になる時に、発音しやすくするため、前の語の語尾が「っ」に変化する文法です。
「せっさ」という読み方はしません。
正しい読み方の結論
「咄嗟」の正しい読み方は「とっさ」です。
「せっさ」とは読みません。
「咄嗟」の意味
「咄嗟」の意味は、「ごくわずかな時間のこと」です。
単に時間が短いだけではなく、あっという間を表します。
「咄嗟」は中国由来の言葉で、「咄」は「チェッと舌打ちする音」という意味、「嗟」は「ああ、とため息をつくこと」という意味です。
舌打ちもため息も、ほんの一瞬の動作であることから、転じて「あっという間
という意味で使われる様になりました。
「咄嗟」の言葉の使い方や使われ方
「咄嗟」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『ボールが飛んできたので咄嗟によける』
・『浮気の現場を友人に見られて咄嗟に妹だと嘘をつく』
・『咄嗟の判断で車を留める』
まとめ
今回は「咄嗟」の読み方について紹介しました。
「咄嗟」の正しい読み方は「とっさ」で、「せっさ」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。