この記事では、「甘んじて」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「甘んじて」の正しい読み方は「あまんじて」と「かんじて」どちら
「甘んじて」は「あまんじて」と読み、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「甘」の音読みは「かん」、訓読みは「あま(い)・あま(える)・あま(やかす)・うま(い)」ですが、「甘んじて」と表記する場合「かんじて」とは読みません。
因みに音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
正しい読み方の結論
「甘んじて」の正しい読み方は「あまんじて」です。
「かんじて」とは読みません。
「甘んじて」の意味
「甘んじて」の意味は「満足して」「与えられたものを、仕方ないと我慢して受け入れて」です。
「甘んじて」は動詞「甘んずる」の服使用法で、語源は「甘味す(あまみす)」という古語で、意味は「良いものとして味わうこと」「満足して楽しむこと」でした。
ここから転じて「仕方なく受け入れる」というネガティブな意味になり、読み方も撥音化(はつおんか)により「あまんす」、更に濁音化して「あまんず」になりました。
「甘んじて」の言葉の使い方や使われ方
「甘んじて」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『立場上断れず、取引先からの依頼を甘んじて受ける』
・『次の仕事が見つかるまで今の仕事を甘んじて続ける』
・『相手から頼まれたので、幹事を甘んじて引き受ける』
まとめ
今回は「甘んじて」の読み方について紹介しました。
「甘んじて」の正しい読み方は「あまんじて」で「かんじて」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。