この記事では、「蒙る」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「蒙る」の正しい読み方は「もうる」と「こうむる」どちら
「蒙」という漢字は訓読みでは「蒙(くら)い」や「蒙(おお)う」、「蒙(こうむ)る」と読み、音読みでは「もう」や「ぼう」と読みます。
したがって、「蒙る」は「こうむる」と読むのが正解です。
正しい読み方の結論
「蒙る」の正しい読み方は「こうむる」になります。
「蒙る」の意味
「蒙る」には以下の意味が含まれており、別の漢字を用いて「被(こうむ)る」とも表記されます。
現代では専ら「被る」の方を用いられることがほとんどです。
・「頂くこと」や「他者から行為や恩恵などを受けること」
・「災いなどを身に受ける」
・「頭からかぶる」
「蒙る」の類義語としては、「見舞われる」や「降りかかる」、「巻き込まれる」、「遭う」などがあります。
「蒙」という漢字には「身に受ける」という意味のほか、「おおう」や「くらい」、「愚かなこと」や「無知なこと」、「幼い子供」という意味も含まれています。
「蒙る」の言葉の使い方や使われ方
・『功績を挙げたことにより、主君より格別の恩恵を蒙る』
・『災害の影響により、その地域は甚大な被害を蒙ることになった』
・『割りに合わない面倒事に巻き込まれるのは御免蒙りたい』
まとめ
・「蒙る」の正しい読み方は「こうむる」になります。
・「蒙る」は「頂くこと」や「他者から行為や恩恵などを受けること」「災いなどを身に受ける」などの意味が含まれています。
ただし、現代では別の漢字を用いて「被る」と表記されることが一般的であり、「蒙る」と表記される例を見かけることはほとんどありません。