初夏の爽やかな時期を表す言葉には「薫風」があります。
この記事では、「薫風」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「薫風」の正しい読み方は「くんぷう」と「くんふう」どちら
「薫風」の正しい読み方は「くんぷう」であり、「くんふう」とは読みません。
この言葉に使われている「薫」は音読みで「くん」、訓読みは「薫る」と書いて「かおる」と読みます。
「風」は音読みで「ふう」、訓読みは「かぜ」と読みますが、「薫風」の場合には「くんぷう」となります。
正しい読み方の結論
「薫風」の正しい読み方は「くんぷう」であり、「くんふう」は間違いです。
「薫風」の意味
「薫風」は初夏の時期に吹き抜ける風を表す言葉であり、若葉や青葉の間を吹くものとして有名です。
初夏は木々が盛んになる時期であり、夏独自の南風がここを通り抜ける季節を表すものとして「薫風」が使われます。
この言葉は日常会話よりも文章に使われることが多く、丁寧な手紙や挨拶で用いられます。
「薫」は「燻」の書き換え字として使われることもありますが、自然豊かな香りを表す場合は「薫」の方を使います。
「薫風」の言葉の使い方や使われ方
・『梅雨明け宣言が出されて、今日はいい薫風が吹いています』
・『窓を開けると薫風が吹いてきたので、夏の到来を感じました』
・『薫風の候、という言葉から始まる祖母からの手紙には色々なことが書かれていました』
まとめ
「薫風」は初夏の時期に吹き抜ける風を表す言葉であり、南風が若葉や青葉を通って独特な香りをもたらしてくれます。
「薫風」は初夏の到来を示す言葉であり、文章や手紙の挨拶にも使います。
日本は四季があり、「薫風」以外にも風を使って季節を表す言葉が多く存在します。