この記事では、「克服」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「克服」の正しい読み方は「かつふく」と「こくふく」どちら
「克服」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みについて、説明します。
「克」の漢字の音読みは「コク」で、訓読みは「か(つ)・よ(く)」です。
また、「服」の漢字の音読みは「フク」で、訓読みは「きもの・したが(う)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「こくふく」と読めることが分かります。
また、訓読み+音読みで繋いで、いわゆる「湯桶読み」すれば、「かつふく」と読める可能性があることも分かります。
しかし、いずれが正しいかは、個別の漢字の読みから判断することは出来ません。
さて、「克服」の正しい読み方は「かつふく」と「こくふく」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「克服」の正しい読み方は「こくふく」で、「かつふく」と読むのは間違いです。
この熟語の読み方としては、少し特別な「湯桶読み」ではなく、最も一般的な音読みを重ねた読み方が正しと言う結果です。
「克服」の意味
「克服」とは、「努力して困難に打ち勝つこと」を意味する言葉です。
「克服」の言葉の使い方や使われ方
・『難関大学に合格するためには、まず苦手な科目を克服することが大切です』
・『子供に野菜嫌いを克服させるために、親御さんは色々と苦労するものです』
・『彼は大卒が中心の職場の中で、コツコツと自分で勉強し、高卒のハンディを克服して大活躍しています』
まとめ
「克服」の正しい読み方は「こくふく」で、「かつふく」と読むのは間違いです。
また、この「克服」とは、「努力して困難に打ち勝つこと」を意味する言葉です。