この記事では、「席巻」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「席巻」の正しい読み方は「せっけん」と「せっかん」どちら
「席」という漢字は訓読みでは「むしろ」と読み、音読みで「せき」と読みます。
そして、「巻」という漢字は訓読みでは「巻(ま)く」や「まき」と読み、音読みでは「かん」と読みます。
「席巻」の場合、「席」と「巻」に音読みを当てるのですが、それぞれ音を少し変化させて「せっけん」と読むのが正解です。
正しい読み方の結論
「席巻」の正しい読み方は「せっけん」になります。
「席巻」の意味
「席巻」とは、「他勢力の領土を攻め取り、自勢力の領土を着々と広げていくこと」や転じて、「ある分野やフィールドにおいて、影響力を広げていくこと」を意味する言葉です。
「席巻」は古代中国の時代より使われていた表現であり、同時代の書物「戦国策」の記述内容に「席巻」の文字を見ることができます。
敵勢力の領土を次々に攻略していく様を「席(むしろ)」(=藁で編んだ敷物)を端からくるくると丸めながら巻き取っていく様子に例えたことから「席巻」という言葉が生まれたそうです。
「席巻」の言葉の使い方や使われ方
・『秦の始皇帝は群雄割拠していた他国領土を席巻し、初めて中華統一を成し遂げた』
・『あの大手企業は立ち上げから、間もなく業界を席巻する存在となった』
・『画期的な技術を取り入れた新製品は既存のマーケットを席巻することが期待されている』
まとめ
・「席巻」の正しい読み方は「せっけん」になります。
・「席巻」とは、「他勢力の領土を攻め取り、自勢力の領土を着々と広げていくこと」や転じて、「ある分野やフィールドにおいて、影響力を広げていくこと」を意味する言葉です。