この記事では、「御身」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「御身」の正しい読み方は「おみ」と「おんみ」どちら
「御身」の読み方として想定できるものに、「おみ」と「おんみ」があります。
「おみ」と「おんみ」の二つの読み方のうち、「御身」の正しい読み方はどちらでしょうか。
正しい読み方の結論
「御身」の正しい読み方の結論は、「おんみ」が正しい読み方になります。
ただし「御身」を「目下の人に対する呼びかけ」の意味で使用している文脈では、「御身」を「おみ」と読むこともできるので、「おみ」と読んでも完全な間違えではありません。
「御身」の「おんみ」という読み方は中世期からの読み方で、現代ではこちらの読み方のほうが優勢です。
「おんみ」のほうが「おみ」よりも、「相手への敬意の度合い」は強まります。
「御身」の意味
「御身」の意味は「おんみ」と読む場合は、「『御』の敬意・丁寧を表す接頭辞をつけた『身』の敬語」を意味しています。
「御身」は、「おからだ・ご身分」といった意味を持つ言葉です。
また「御身」を代名詞として使う場合は、「軽い尊敬の意味を込めたあなた」の呼びかけの意味を持つことになります。
「御身」の「おみ」の読み方は近世江戸期の武士階級で生まれたもので、「あなた」を意味しますが敬意の程度が「おんみ」より弱くなります。
「御身」の言葉の使い方や使われ方
「御身」の言葉の使い方・使われ方を示すため、この言葉を使った例文を以下で紹介します。
・『寒くなってきましたので、御身を大切にされて夜更かしなどなされぬようにしてください』
・『御身の名誉や世評に傷が付いては大変なので、ここは私が代わりに会見に行って参ります』
・『御身(おみ)は自分さえ良ければいいという自己中心的な考え方を改める必要があります』
まとめ
この記事では、「御身」の正しい読み方「おんみ・おみ」とその意味を紹介しましたがいかがでしたか?
「御身」の読み方・意味・使い方を調べたいときは、この記事の解説を参考にしてみてください。