この記事では、「惚気」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「惚気」の正しい読み方は「けなげ」と「のろけ」どちら
結論から先に述べると「惚気」は「のろけ」と読みます。
「惚」という漢字は訓読みでは「惚(ほ)れる」や「惚(ぼ)ける」、「惚(ほう)ける」、「惚(とぼ)ける」と読み、音読みでは「こつ」と読みます。
「気」という漢字は音読みで「き」や「け」と読み、一般的にはこの音読みでのみ用いられています。
「気」はともかく「惚」には「のろ」と読む用法は見当たりません。
では、なぜ「惚気」と書いて「のろけ」と読むのかというと、これには「熟字訓」と呼ばれる「当て字」の用法が使われているためです。
正しい読み方の結論
「惚気」の正しい読み方は「のろけ」になります。
「惚気」の意味
「惚気」には以下の意味が含まれています。
・「惚れること」や「情に溺れること」、「気分が良くなって、自分の配偶者や恋人の話を話すこと」
・「女色に溺れる男」や「放蕩者」
など。
また、花柳界(=遊郭などで生活を送る人々の社会)においては「うぬぼれる」という意味でも使われていたそうです。
「惚気」は名詞のほか、「惚気(のろけ)る」と動詞の形になおすことで「色情に溺れること」や「配偶者や恋人を自慢すること」などの意味で使う用法もあります。
「惚気」の言葉の使い方や使われ方
・『番組のゲストに呼ばれてきた芸能人は終始、夫婦の惚気話を披露していた』
・『知人と会話をしていると、またいつものお惚気が始まった』
まとめ
・「惚気」の正しい読み方は「のろけ」になります。
・「惚気」は「惚れること」や「情に溺れること」、「気分が良くなって、自分の配偶者や恋人の話を話すこと」などの意味を指し示す言葉です。