この記事では、「早合点」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「早合点」の正しい読み方は「そうごうてん」と「はやがてん」どちら
「早合点」には2つの読み方があります。
1つ目は「はやがてん」で、訓音読みになります。
訓音読みとは、訓読みと音読みが組み合わさった読み方で、「湯桶読み(ゆとうよみ)」とも言います。
「ゆ」は訓読み、「とう」は音読みであるからです。
2つ目は「はやがってん」で、こちらも訓音読みです。
「早」の訓読みは「はや(い)・はや(まる)・はや(める)・さ」、」「合」の音読みは「ごう・がっ・かっ・こう」、「点」の音読みは「てん」です。
「早」の音読みは「そう・さっ」ですが、「早合点」と書いて「そうごうてん」とは読みません。
正しい読み方の結論
「早合点」の正しい読み方は「はやがてん」「はやがってん」の2つで、意味は同じです。
「そうごうてん」とは読みません。
「早合点」の意味
「早合点」は「よく聞いたり確かめたりしないでわかったつもりになること」です。
少し聞いただけで、自分で勝手に解釈してそうだと思い込んでしまうことです。
「早合点」は「早+合点」が組み合わさった言葉です。
「早」は「時間をおかない様子」という意味、「合点」は「承知すること」「事情などがわかること」という意味です。
「合点」の由来は、俳句や和歌を批評する時に、優れた作品に記しを付けたことから来ています。
この作業は「点を合う」といい、ここから「合点」として使われる様になりました。
「はやがってん」は、「はやがてん」の促音化です。
「早合点」の言葉の使い方や使われ方
「早合点」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『彼女は彼を女性だと早合点した』
・『彼は自分がリーダーに選ばれたと早合点した』
・『友人は私たちが付き合っていると早合点した様だ』
まとめ
今回は「早合点」の読み方について紹介しました。
「早合点」の正しい読み方は「はやがてん」「はやがってん」の2つで、「そうごうてん」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。