「埒」の読み方と意味とは?「らち」と「ほこり」の正しい読み方について詳しく解釈

「埒」の読み方と意味とは? 読み方

この記事では、「埒」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「埒」の正しい読み方は「らち」と「ほこり」どちら

「埒」「らち」と読み、音読みになります。

音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。

「埒」の音読みは「らち・らつ」、訓読みは「かこ(い)」です。

訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。

「ほこり」「埃」と書き、全く違う語です。

正しい読み方の結論

「埒」の正しい読み方は「らち」です。

「ほこり」とは読みません。

「埒」の意味

「埒」の意味は「馬場の周囲に建てた柵」「物の周囲に、仕切りとして設けた柵」「ものごとの区切りや限界」です。

「埒が明かない(らちがあかない)」として使われることが多く、「事態が進展しない」「ものごとの決着が付かない」という意味です。

「らち」は、元々「囲い・仕切りの柵」のことで、特に馬場の周囲に設けた柵のことを表す言葉です。

レースを待つ観客にとって「ゲートが開かないと何も始まらないこと」から転じて、「ものごとが進展しない」という意味で使われる様になりました。

その他にも、「祭事において、神輿(みこし)の周囲に柵が置かれ、祝詞が読み終わるまで一般の人が中に入れない様になっていたことに由来するという説もあります。

なお、「あく」「開く」ではなく「明く」と書きます。

「埒」の言葉の使い方や使われ方

「埒」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

・『平社員と話していても埒が明かない』
・『考えているだけでは埒が明かない』
・『ここで文句を言っていても埒が明かない』

まとめ

今回は「埒」の読み方について紹介しました。

「埒」の正しい読み方は「らち」で、「ほこり」とは読みません。

正しく読める様に覚えておきましょう。

読み方
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