法案の議決や提案の採決に関連して使われる「成否」という言葉はどう読むのが正しく何を意味しているのでしょうか。
今回は、「成否」の正しい読み方と意味について解説します。
「成否」の正しい読み方は「せいひ」と「なるひ」どちら
「成否」という言葉の読み方としては「せいひ」と「なるひ」の2つが考えられます。
「せいひ」と「なるひ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「成否」の正しい読み方は「せいひ」です。
「成」には「成功」【せいこう】「完成」【かんせい】など「せい」という読み方と、「成程」【なるほど】「成丈」【なるたけ】など「なる」という読み方があります。
「否」は「否認」【ひにん】「拒否」【拒否】など「ひ」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「せいひ」と「なるひ」のうち「成否」の正しい読み方は「せいひ」です。
「成否」には正しい読み方がひとつしかなく「なるひ」を含め他の読み方はすべて間違いです。
「成否」の意味
「成否」とは、「上手くいくことと上手くいかないこと」を意味する言葉です。
「成否」の成は「完成」「成立」など物事が上手くいく様子を意味し、「否」は「否定」「否決」など上手くいかないことを意味します。
「成否」は「可否」「合否」などとと同じく相反する二つの意味を組み合わせてどちらの場合も含めた全てを表す時に用いる言葉です。
「成否」の言葉の使い方や使われ方
・『成否を問わず着手金を支払う』
・『プロジェクトの成否に将来がかかっている』
・『もはや事の成否は問題ではない』
まとめ
「成否」は「せいひ」と読むのが正しく「なるひ」ではありません。
日常会話でも使われるほかビジネスや報道など色々な場面で使われる言葉なので正しい読み方と意味を知っておきましょう。