この記事では、「煩雑」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「煩雑」の正しい読み方は「はんざつ」と「ひんざつ」どちら
「煩雑」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「煩」の漢字の音読みは「ハン・ボン」で、訓読みは「わずら(わす)」です。
また、「雑」の漢字の音読みは「ザツ・ゾウ」で、訓読みは「ま(じる)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「はんざつ」と読めることが分かります。
しかし、「煩」の漢字に「ひん」との読みがないことから、「ひんざつ」と読むことは無理で、間違いだろうと考えられます。
正しい読み方の結論
「煩雑」の正しい読み方は「はんざつ」で、「ひんざつ」と読むのは、先に推察した通り間違いです。
「ひんざつ」と読み間違えられる理由としては、音読みが「ひん」である「頻」の漢字があり、この漢字が、「煩」の漢字に似ているためだろうと考えられます。
「煩雑」の意味
「煩雑」とは、「込み入っていて、わずらわしいこと」を意味する言葉です。
「煩雑」の言葉の使い方や使われ方
・『補助金の申請書類が余りにも煩雑なために、権利があるのに、申請を諦める人も少なくありません』
・『いくら仕事が煩雑だからと言って、放置していては前に進みません。少しづつでも進めることが大切です』
・『この数学の問題は、煩雑な計算が必要ですが、問題を解くプロセスを確認するだけなら、もっと簡単な計算で済む様にすべきです』
まとめ
「煩雑」の正しい読み方は「はんざつ」で、「ひんざつ」と読むのは間違いです。
また、この「煩雑」とは、「込み入っていて、わずらわしいこと」を意味する言葉です。