「耽美」は独特の価値観や思想を表す言葉ですが、具体的にどのような考え方のことで何と読めばいいのでしょうか。
今回は、「耽美」の正しい読み方と意味について解説します。
「耽美」の正しい読み方は「たんび」と「ちんび」どちら
「耽美」という言葉の読み方として「たんび」と「ちんび」が当てはまりそうです。
「たんび」と「ちんび」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「耽美」の正しい読み方は「たんび」です。
「耽」は「耽溺」【たんでき】「耽読」【たんどく】など「たん」と読みます。
「美」は「美女」【びじょ】「華美」【かび】など「び」と読みます。
それぞれの読み方を組み合わせた「たんび」が「耽美」の正しい読み方です。
「ちんび」は「耽」を「沈」【ちん】と取り違えた事に起因する読み間違いです。
「耽美」の意味
「耽美」とは、「美を至高の価値と考えどっぷりと浸ること」を意味する言葉です。
あらゆるものの中で美しさがもっと尊く価値のあるものだとする考え方を指す言葉で、美しさのみにこだわりすっかりはまって溺れる様子を表します。
必要性や必然性など常識的に考えれば優先されるべき条件を後回しにしてでも美しさを優先するのが「耽美」であり、美しさ以外にはまるで興味がないと言っても過言ではないほどただひたすらに美しさのとりこになる様子に対して使う言葉です。
「耽美」の言葉の使い方や使われ方
・『耽美的な世界観にハマる』
・『耽美を体現したかのような美しい人』
・『熱狂的なファンが多い耽美的な作品』
まとめ
「耽美」は「たんび」が正しい読み方で「ちんび」ではありません。
独特な世界観の下で使われる言葉であり特別な意味を見いだす人も多い表現なので、正しい読み方と意味をあわせて知っておきましょう。