この記事では、「腹黒い」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「腹黒い」の正しい読み方は「はらくろい」と「はらぐろい」どちら
「腹黒い」は「はらぐろい」と読み、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「黒」の音読みは「くろ・くろい」ですが、「ぐろい」と読むのは連濁(れんだく)になります。
連濁とは、2つ以上の語が組み合わさる時に、読み易くする為に後に付く語を清音から濁音に変化させる文法です。
「腹黒い」と書く場合、「はらくろい」とは読みません。
正しい読み方の結論
「腹黒い」の正しい読み方は「はらぐろい」です。
「はらくろい」とは読みません。
「腹黒い」の意味
「腹黒い」の意味は、「心に何か悪い企みを持っている様子」「陰険で意地悪な性格」です。
表向きは明るく善良にふるまっていて、心の中であくどいことを考えていたり、陰で相手を陥れようと工作する人のことです。
「腹黒い」は、魚の「サヨリ」の特徴に由来します。
「サヨリ」は見た目が細長く銀色で美しく、「海の貴婦人」戸呼ばれています。
しかし、腹を開くと「わた」が真っ黒ま膜に覆われていて、外見とのギャップが大きいのです。
ここから、「見た目と中身が全く違い、悪だくみする人のたとえ」として使われています。
「腹黒い」の言葉の使い方や使われ方
「腹黒い」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『彼女は自分にとって得となる人としか付き合わない腹黒い人だ』
・『同僚は友達の彼氏を略奪しようと腹黒い考えを持っている』
・『腹黒い上司同士がお互いの腹を探り合う』
まとめ
今回は「腹黒い」の読み方について紹介しました。
「腹黒い」の正しい読み方は「はらぐろい」で、「はらくろい」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。