この記事では、「貪欲」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「貪欲」の正しい読み方は「どんよく」と「ひんよく」どちら
「貪欲」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みについて、説明します。
「貪」の漢字の音読みは「ドン・タン」で、訓読みは「むさぼ(る)」です。
また「欲」の漢字の音読みは「ヨク」で、訓読みは「ほっ(する)・ほ(しい)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「どんよく」と読めることが分かります。
しかし、「貪」の漢字には「ひん」との読みがないことから、「ひんよく」とは読めそうになく、間違いではないかと推察できます。
さて、「貪欲」の正しい読み方は、「どんよく」と「ひんよく」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「貪欲」の正しい読み方は「どんよく」で、「ひんよく」と読むのは、先に個別の漢字の読みから推察した通り間違いです。
「ひんよく」と読み間違えられることがあるのは、「貪(どん)」の漢字が、音読みが「ひん」の「貧」の漢字に似ているので、間違えられたことが原因と思われます。
「貪欲」の意味
「貪欲」とは、「欲望にまかせて、執着してむさぼること」を意味する言葉です。
「貪欲」の言葉の使い方や使われ方
・『彼は早期に戦力となるべく、専門知識を貪欲に吸収しようと努力を重ねた』
・『あの実業家は、金儲けに貪欲すぎ、周囲の人から嫌われている』
・『いつも新しいことを貪欲に吸収しようとする高齢者には、頭が下がる思いがします』
まとめ
「貪欲」の正しい読み方は「どんよく」で、「ひんよく」と読むのは間違いです。
また、この「貪欲」とは、「欲望にまかせて、執着してむさぼること」を意味する言葉です。