この記事では、「古今」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「古今」の正しい読み方は「ここん」と「こきん」どちら
「古今」の熟語で使われている漢字は、比較的簡単な漢字ですが、最初に、構成している漢字の個別の読みを復習しておきます。
「古」の漢字の音読みは「コ」で、訓読みは「ふる(い)・いにしえ」です。
また、「今」の漢字の音読みは「コン・ キン」で、訓読みは「いま」です。
この説明を見られて、「今」の音読みに「キン」との読み方があったことを、初めて知られた方も、多いのではないでしょうか。
以上の漢字の個別の読みから、音読み+音読みの構成で、「ここん」と「こきん」のいずれの読みも可能なことが分かります。
しかし、いずれが正しいかは、ここからは分かりません。
さて、「古今」の正しい読み方は「ここん」と「こきん」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「古今」の読み方としては一般的には「ここん」と読まれることが多いですが、「こきん」の読みも間違いではなく、いずれの読み方も正しいと言えます。
「こきん」と読ませる言葉としては、「古今和歌集」や「新古今和歌集」がよくご存じの例と言えます。
「古今」の意味
「古今」とは、「昔から今日に至るまで」及び、「昔から今日に至るまで、並ぶものがないこと」を意味する言葉です。
「古今」の言葉の使い方や使われ方
・『今回の事件は、古今東西聞いたことがない奇妙な事件と言えます』
・『この小説は古今を通じて最高の傑作の一つとされています』
まとめ
「古今」の読み方としては一般的には「ここん」と読まれることが多いですが、「こきん」の読みも間違いではなく、いずれの読みも正しいと言えます。
また、この「古今」とは、「昔から今日に至るまでや、その間に並ぶものがないこと」を意味する言葉です。