この記事では、「峡谷」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「峡谷」の正しい読み方は「けいこく」と「きょうこく」どちら
「峡谷」は、日常的にしばしば目にする熟語であり、「けいこく」読む人も「きょうこく」と読む人も見受けられる言葉と言えますが、どちらの読みが正しいのでしょうか。
「峡谷」を構成する個別の漢字の読みについて、まず説明します。
「峡」の漢字の音読みは「キョウ」で、訓読みは「はざま」です。
また「谷」漢字の音読みは「コク」で、訓読みは「たに」です。
従って、漢字の音読み+音読みで「きょうこく」と読めますが、「けいこく」とは読めそうにありません。
さて、正し読みは「けいこく」と「きょうこく」のどちらでしょうか。
またどちらかが間違えているなら、なぜ間違えた読みをする人が多いのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、正しい読みは「きょうこく」で「けいこく」と読むのは、明らかな間違いです。
素直に読めば「きょうこく」と読めるのに、ではなぜこの熟語を「けいこく」と読む人が少なくないのでしょうか。
それは「峡谷(きょうこく)」と「けいこく(渓谷)」が同じような地形を意味する言葉であり、そうした地形を「○○峡谷」や「○○渓谷」との固有名詞として使われることから、混同して読み間違えることが増えているからだと推察されます。
「峡谷」の意味
「峡谷」とは、「幅が狭く、両側が切り立った崖?からなる谷のこと」を意味する言葉です。
ちなみに、混同しやすい「渓谷」の意味は、「山にはさまれた、川のある谷のこと」で、「峡谷」と同じ地形を表現する言葉と言えます。
「峡谷」の言葉の使い方や使われ方
・『雪の積もったこの峡谷沿いの道を進むのは、怖くてとてもできそうにありません』
・『この紅葉の峡谷美は、何度見ても素晴らし景色です』
まとめ
「峡谷」の正しい読みは「きょうこく」で、「けいこく」と読むのは、明らかな間違いです。
この「峡谷」とは、「幅が狭く、両側が切り立った崖?からなる谷のこと」を意味する言葉です。