この記事では、「厚顔無恥」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「厚顔無恥」の正しい読み方は「あつがんむち」と「こうがんむち」どちら
「厚顔無恥」は「こうがんむち」と読みます。
「厚顔」と「無恥」が組み合わさって出来た言葉で、どちらも音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「厚」の音読みは「こう」、訓読みは「あつ(い)」ですが、「厚顔無恥」と書く場合「あつがんむち」という読み方はしません。
正しい読み方の結論
「厚顔無恥」の正しい読み方は「こうがんむち」です。
「あつがんむち」とは読みません。
「厚顔無恥」の意味
「厚顔無恥」の意味は、「図々しくて常識的に恥ずかしいとされることを平気でする様子」です。
他人の迷惑などを全く考えず、自分の都合や気分で行動して、何とも思わない人のことです。
「厚顔無恥」の由来は、中国の歴史的詩集「詩経」からの引用です。
文章中に「巧言如簧、顔之厚矣」という一節があり、「巧みな言葉で外面を取り繕って、内面の恥を隠す」という意味から、「厚顔」という言葉が使われる様になりました。
その後日本に伝わり、「無恥」という熟語と組み合わされ、四字熟語として使われる様になったのです。
因みに、「無恥」を「無知」と書くのは誤りです。
「厚顔無恥」の言葉の使い方や使われ方
「厚顔無恥」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『オバさんと言えば厚顔無恥な中年女性を連想する』
・『平気で我が家を託児所代わりに使う厚顔無恥なママ友がいる』
・『いつも財布を忘れてお金を払わない厚顔無恥な友人と縁を切る』
まとめ
今回は「厚顔無恥」の読み方について紹介しました。
「厚顔無恥」の正しい読み方は「こうがんむち」で、「あつがんむち」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。