「嚥下食」は特定の人に作られる特別な食事を指しますが、どう読むのが正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「嚥下食」の正しい読み方と意味について解説します。
「嚥下食」の正しい読み方は「えんげしょく」と「のどしたしょく」どちら
「嚥下食」という言葉の読み方として「えんげしょく」と「のどしたしょく」の2つが候補になります。
「えんげしょく」と「のどしたしょく」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「嚥下食」の正しい読み方は「えんげしょく」です。
「嚥」は「誤嚥」【ごえん】など「えん」と読み「嚥下」【えんげ】でひとつの熟語です。
「食」は「食堂」【しょくどう】「素食」【そしょく】など「しょく」と読みます。
「嚥下食」は「嚥下」と「食」を組み合わせた熟語なので正しい読み方は「えんげしょく」になります。
「嚥」には「のど」という読み方があり「下」も「した」と読みますが、「嚥下食」を「のどしたしょく」と読むのは誤りです。
「嚥下食」の意味
「嚥下食」とは、「飲み込む力が弱い人向けに作られる飲み込みやすい食事」です。
「嚥下」は口の中にあるものを飲み込むことを意味します。
「嚥下食」は嚥下する力が弱った人用の食事で、小さく刻んだりとろみをつけたりしてのどに引っかかることなく弱い力でも飲み込めるように工夫された特別食のことてす。
「嚥下食」の言葉の使い方や使われ方
・『高齢者でも嚥下食なら無理なく食べられる』
・『嚥下食は誤嚥性肺炎の予防につながる』
・『美味しい嚥下食は食べる楽しみでストレスの解消にもなる』
まとめ
「嚥下食」の正しい読み方は「えんげしょく」であり「のどしたしょく」は間違った読み方です。
若い人にはあまり関係のない言葉ですが、高齢者介護を考えれば無関係ではありません。
飲み込む力が弱った人向けの食事があるということを知っておきましょう。