「多寡」はどのような読み方で読むのが正しくどんな意味を持つ言葉なのでしょうか。
今回は、「多寡」の正しい読み方と意味について解説します。
「多寡」の正しい読み方は「たか」と「たた」どちら
「多寡」という言葉の読み方として考えられるのが「たか」と「たた」の2つです。
「たか」と「たた」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「多寡」の正しい読み方は「たか」です。
「多」は「多選」【たせん】「幾多」【いくた】など「た」と読みます。
「寡」は「寡婦」【かふ】「寡占」【かせん】など「か」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「たか」が「多寡」の正しい読み方です。
「寡」は「か」のほかに「寡い」【すくない】という読み方がありますが「た」とは読まず「たた」も間違った読み方です。
「多寡」の意味
「多寡」とは、「多いことと少ないこと」を意味する言葉です。
たくさんある事とわずかばかりであることを合わせた言葉で、「大小」「高低」「善悪」などと同じように正反対の意味を合わせて表現しています。
一つずつ数を数えられる対象に対して用いることが多く人数金額、選挙における投票数などカウント可能ではっきりとした数値が現れるものに対して用いる表現です。
「多寡」が表しているのは数字の程度のみであり良し悪しは含みません。
多いほうが良い場合も少ない方が良い場合もどちらでも使える表現です。
「多寡」の言葉の使い方や使われ方
・『金額の多寡は問わないのでとにかく寄付してほしい』
・『投票の多寡によって当選後の発言力が左右される』
・『客入りの多寡に関係なく精一杯演じるのが役者の仕事だ』
まとめ
「多寡」は「たか」が正しい読み方で「たたとは読みません。
日常的にはあまり使わない表現ですが難しい意味ではないので覚えておきましょう。