「悪漢」は古い冒険小説などで使われている言葉ですが、何という読み方でどのような人を指すのでしょうか。
今回は、「悪漢」の正しい読み方と意味について解説します。
「悪漢」の正しい読み方は「あっかん」と「わるかん」どちら
「悪漢」という言葉の読み方として「あっかん」と「わるかん」の2つが思い当たります。
「あっかん」と「わるかん」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「悪漢」の正しい読み方は「あっかん」です。
「悪」には「悪口」【あっこう】「悪貨」【あっか】など「あっ」という読み方と、「悪者」【わるもの】「性悪」【しょうわる】など「わる」という読み方があります。
「漢」は「漢字」【かんじ】「巨漢」【きょかん】など「かん」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせるとできる「あっかん」と「わるかん」の2つのうち「悪漢」の正しい読み方は「あっかん」です。
辞書に掲載されている「悪漢」の正しい読み方は「あっかん」のひとつだけで「わるかん」という読み方はありません。
「悪漢」の意味
「悪漢」とは、「悪い人」を意味する言葉です。
「悪漢」の「漢」は人、特に男の人を意味し悪いことを企む人や悪いことをする人のことを「悪漢」といいます。
本来は犯罪者などの悪事を働く人を指す言葉ですが小説や活劇などで主人公と敵対する悪役のことを「悪漢」と表現し悪人が主人公の小説のことを「悪漢小説」と呼んだことから、ただの悪人ではなく魅力的なヴィラン及び正義に従うことなく痛快に活躍するダークヒーローやピカレスクヒーローを指す意味で使われている言葉です。
「悪漢」の言葉の使い方や使われ方
・『名探偵と悪漢が対決する』
・『悪漢小説を読む』
・『悪漢にはヒーローにはない魅力がある』
まとめ
「悪漢」の読み方は「あっかん」で「わるかん」は誤った読み方です。
やや古い言い回しですが今でも使うことがあるので読み方と意味を覚えておきましょう。