この記事では、「相克」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「相克」の正しい読み方は「そうかつ」と「そうこく」どちら
「相克」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みについて、確認します。
「相」の漢字の音読みは「ソウ・ショウ」で、訓読みは「あい」です。
また「克」の漢字の音読みは「コク」で、訓読みは「か(つ)・よ(く)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「そうこく」と読めることが分かります。
また、二つの漢字を音読み+訓読みで繋いで、いわゆる「重箱読み」すれば、「そうこく」と読める可能性があるとも思えます。
さて、「相克」の正しい読み方は「そうかつ」と「そうこく」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「相克」の正しい読み方は「そうこく」で、「そうかつ」と読むのは間違いです。
この熟語では、少し特殊な「重箱読み」ではなく、最も一般的な音読みを重ねる読み方が正しいと言う結論になります。
また、「そうかつ」と読む熟語には、「 個々のものを一つにまとめること」を意味する「総括」の言葉がありますが、次に示す「相克」の意味とは全く異なるため、誤解を招かぬよう、読み間違えには注意が必要です。
「相克」の意味
「相克」とは、「対立したり、矛盾する二つのものが、相手に勝とうと争うこと」を意味する言葉です。
「相克」の言葉の使い方や使われ方
・『人は心の中で理性と感情の相克に悩まされることが少なくありません』
・『小説では、愛と憎しみの相克する感情が描かれることが、しばしばあります』
まとめ
「相克」の正しい読み方は「そうこく」で、「そうかつ」と読むのは間違いです。
また、この「相克」とは、「対立したり、矛盾する二つのものが、相手に勝とうと争うこと」を意味する言葉です。
