この記事では、「手水」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「手水」の正しい読み方は「ちょうず」と「てみず」どちら
「手水」には2つの読み方があります。
1つ目は「ちょうず」で、こちらは「熟字訓(じゅくじくん)」という読み方です。
熟字訓とは、2字以上の熟字(じゅくじ)に、本来の意味の言葉を当てはめて、普段は使わない読み方をすることです。
2つ目は「てみず」で、訓読みになります。
訓読みとは、日本での本来の意味を当てはめる読み方です。
正しい読み方の結論
「手水」は「ちょうず」「てみず」どちらも正しい読み方です。
ただし、読み方により意味が違ってきます。
「手水」の意味
「手水」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「ちょうず」と読む場合、「手や顔などを水で洗うこと」「神社やお寺を参拝する前に、手や口などを清める水のこと」「手を洗うことから転じて、トイレに行くこと」という意味です。
「てみず」と読む場合、「手を洗う水」「洗った後に手に残っている水滴など」「餅をこねる時などに、手にくっつかない様に付ける水」という意味です。
「ちょうず」の語源は「てみず」で、「てみず」→「てうず」→「ちょうず」になりました。
「手水」の言葉の使い方や使われ方
「手水」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『お寺で手水(ちょうず)を使って手を清める』
・『手水(ちょうず)へ行って参ります』
・『作業前に手水(てみず)をキレイにふき取る』
まとめ
今回は「手水」の読み方について紹介しました。
「手水」は「ちょうず」も「てみず」も正しい読み方で、読み方により使い方が変わってきます。
正しく使える様に覚えておきましょう。