お菓子に関連して使われている言葉「菓匠」はどのような意味を持ちどんな読み方で読めばいいのでしょうか。
今回は、「菓匠」の正しい読み方と意味について解説します。
「菓匠」の正しい読み方は「かしょう」と「かたく」どちら
「菓匠」という言葉の読み方として「かしょう」と「かたく」の2つが思い当たります。
「かしょう」と「かたく」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「菓匠」の正しい読み方は「かしょう」です。
「菓」は「菓子」【かし】「製菓」【せいか】など「か」と読みます。
「匠」は「名匠」【めいしょう】「巨匠」【きょしょう】など「しょう」と読むほか、一字で「匠」【たくみ】と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「かしょう」が「菓匠」の正しい読み方です。
「匠」を「たく」と読むことはなく「菓匠」を「かたく」と読むのは誤りです。
「菓匠」の意味
「菓匠」とは、「菓子職人」を指す言葉です。
「菓匠」の「菓」はおやつやお茶請けなどで食べる菓子を表し「匠」は技術的に優れた人、つまり職人を指します。
菓子を作る職人が「菓匠」であり特に能力の高さや技術の巧みさを讃えた表現です。
お菓子を作る職人という意味から転じて「菓子職人が経営する店」や「優れた菓子職人が働いている店」など働いている人も含めた菓子の専門店という意味でも使われています。
店の名前として用いる場合は優れた菓子を提供する店という強い自信が込められています。
「菓匠」の言葉の使い方や使われ方
・『京都から菓匠を招く』
・『菓匠の手により次々と菓子が作られていく』
・『菓匠と呼ぶにふさわしい腕の持ち主』
まとめ
「菓匠」は「かしょう」と読み「かたく」ではありません。
比較的歴史の浅い言葉で掲載していない辞書もありますが広く浸透している言葉なので覚えておきましょう。