「飼料」は畜産業に関連して使われる言葉ですが、この言葉はどう読むのが正しく具体的に何を指しているのでしょうか。
今回は、「飼料」の正しい読み方と意味について解説します。
「飼料」の正しい読み方は「しりょう」と「いんりょう」どちら
「飼料」という言葉の読み方として思いつくのが「しりょう」と「いんりょう」の2つです。
「しりょう」と「いんりょう」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「飼料」の正しい読み方は「しりょう」です。
「飼」は「飼育」【しいく】「飼養」【しよう】など「し」と読み、「料」は「料金」【りょうきん】「肥料」【ひりょう】など「りょう」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「しりょう」が「飼料」の正しい読み方です。
「飼」に「いん」という読み方はありません。
「いんりょう」と読む言葉として「飲料」があるので「飼」と「飲」【いん】を見間違えたことによる誤読だと考えられます。
「飼料」の意味
「飼料」とは、「飼育する動物に与える餌」を指す言葉です。
飼っている動物に与える餌を指す言葉で、一般的には畜産や養鶏など家畜として飼われている生き物に与える餌の意味で使われています。
同じ飼われている動物でもペットに与える餌のことを「飼料」とは表現しません。
動物の餌にするために育てられる農作物を飼料作物といいます。
「飼料」の言葉の使い方や使われ方
・『牛に飼料を与える』
・『サイロには飼料が貯蔵されている』
・『飼料の高騰が農家の経営を圧迫している』
まとめ
「飼料」は「しりょう」と読むのが正しく「いんりょう」は漢字の見間違いによる誤読です。
価格の変動がニュースでも取り上げられるなど畜産業界以外にも間接的に関わりがある言葉なので正しい意味と読み方を理解しておきましょう。