この記事では、「初志貫徹」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「初志貫徹」の正しい読み方は「しょしてっかん」と「しょしかんてつ」どちら
「初志貫徹」の四字熟語の最初の「初志」は、どちらも「しょし」との読みになっているので、後半の「貫徹」の正しい読み方を考えます。
そのために、最初にこの熟語に使われている二つの漢字の個別の読みについて説明します。
「貫」の漢字の音読みは「カン」で、訓読みは「つらぬ(く)」です。
また「徹」の漢字の音読みは「テツ」で、訓読みは「とお(る)」です。
ここから、「貫徹」の読み方として、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「かんてつ」と読めることが分かります。
しかし、「てっかん」は二つの漢字の順序を逆にして「徹貫」とすれば、読める可能性がありますが、「貫徹」を「てっかん」と読むのは無理だと思われます。
さて、「初志貫徹」の正しい読み方は「しょしてっかん」と「しょしかんてつ」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、漢字の個別の読み方から推察した通り、「初志貫徹」の正しい読み方は「しょしかんてつ」で、「しょしてっかん」と読むのは、明らかな間違いです。
この間違った読み方をされることがあるとすれば、漢字をしっかりと確認せずに、四字熟語を誤って「しょしてっかん」と覚えておられることによるものだと考えられます。
「初志貫徹」の意味
「初志貫徹」とは、「初めに心に決めた志を、諦めずに最後まで貫き通すこと」を意味する言葉です。
「初志貫徹」の言葉の使い方や使われ方
・『彼は諦めることなく努力を重ね、オリンピック選手になると言う幼い頃からの夢を初志貫徹した』
・『弁護士になると言う夢を、初志貫徹するために、彼は猛勉強を実践して来た』
まとめ
「初志貫徹」の正しい読み方は「しょしかんてつ」で、「しょしてっかん」と読むのは、明らかな間違いです。
また、この「初志貫徹」とは、「初めに心に決めた志を、諦めずに最後まで貫き通すこと」を意味します。