この記事では、「助太刀」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「助太刀」の正しい読み方は「すけだち」と「すけたち」どちら
「助太刀」は「すけだち」と読み、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
「助」の音読みは「じょ」、訓読みは「たす(ける)・たす(かる)・すけ」、「太」の音読みは「たい・た・だい」、訓読みは「ふと(い)・ふと(る)・はなは(だ)」、「刀」の音読みは「とう」、訓読みは「かたな」です。
熟字訓ですので、「太」の読み方として「だ」が当てはめられている訳ではなく、「助太刀」という語全体に対し「すけだち」という読み方が当てはめられているので、「すけたち」とは読みません。
正しい読み方の結論
「助太刀」の正しい読み方は「すけだち」です。
「すけたち」とは読みません。
「助太刀」の意味
「助太刀」の意味は、「あだ討ちや果たし合いなどに加勢すること」転じて「手助けや援助すること」です。
「太刀(たち)」とは日本刀の一種で、長さが2尺以上(約60センチ以上)のもののことです。
「助太刀」とは、あだ討ちや決闘などをする時に、自分も太刀を振るって味方に加勢することを表しています。
「命懸けで太刀を振って助けること」という意味で使われる様になりました。
「助太刀」の言葉の使い方や使われ方
「助太刀」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『友達がケンカしていたので助太刀する』
・『会社の経営を立て直す為に有能な知り合いに助太刀を頼む』
・『交渉の際に先輩に助太刀を依頼する』
まとめ
今回は「助太刀」の読み方について紹介しました。
「助太刀」の正しい読み方は「すけだち」で、「すけたち」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。