この記事では、「御手洗」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「御手洗」の正しい読み方は「みたらし」と「おてあらい」どちら
「御手洗」には3つの読み方があります。
1つ目は「みたらし」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
2つ目は「みたらい」で、「みたらし」からの音変化による塾字訓です。
3つ目は「おてあらい」で、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
本来「御手洗い」と送り仮名が付きますが、文化庁により、送り仮名を含む語句を名詞として使う場合、送り仮名は省略できるとされています。
正しい読み方の結論
「御手洗」の正しい読み方は「みたらし」「みたらい」「おてあらい」の3つで、読み方により意味が違ってきます。
「御手洗」の意味
「御手洗」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「みたらし・みたらい」と読む場合、「神仏を拝む前に、手を清め、口をすすぐ為の場所」「御手洗川(みたらしがわ)の略」「御手洗団子(みたらしだんご)の略」という意味です。
「おてあらい」と読む場合、「トイレの美化語」という意味です。
元は「手や口を清める水場」という意味で、「御」は言葉を上品にする接尾辞です。
「御手洗」の言葉の使い方や使われ方
「御手洗」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『祈祷前に御手洗(みたらし)で手水を行う』
・『団子はあんこよりも御手洗(みたらし)の方が好きだ』
・『御手洗(おてあらい)をお借りします』
まとめ
今回は「御手洗」の読み方について紹介しました。
「御手洗」の正しい読み方は「みたらし」「みたらい」「おてあらい」の3つです。
正しく読める様に覚えておきましょう。