もったいない気持ちや身に余る恩恵に対する気持ちを表す言葉には「忝い」があります。
この記事では、「忝い」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「忝い」の正しい読み方は「かたじけない」と「おそれおおい」どちら
「忝い」の正しい読み方は「かたじけない」であり、「おそれおおい」とは読みません。
「忝」は音読みで「てん」と読み、訓読みは「忝い」で「かたじけない」、「忝める」で「はずかしめる」と読みます。
「おそれおおい」は「畏れ多い」または「恐れ多い」と書きます。
正しい読み方の結論
「忝い」の正しい読み方は「かたじけない」であり、「おそれおおい」は間違いです。
「忝い」の意味
「忝い」とはもったいない気持ちや身に余る恩恵に対して感謝する時に使う言葉です。
「忝」にはもったいない気持ち以外にもはずかしめるという意味があり、このことから「忝い」は恥ずかしい時や面目ない気持ちを表す時にも使います。
「忝い」は目上の人や地位の高い人からの褒美や感謝の言葉から、困っている場合に貰った物品や手助けなど様々なものに対して使うことが可能です。
「忝い」の言葉の使い方や使われ方
・『その侍は命からがらのところを助けてもらい、忝い気持ちでいっぱいになった』
・『病気の時に本気で看病してくれたので、忝い気持ちになっています』
・『王様から忝い感謝の言葉をもらったので、すごく緊張しました』
まとめ
「忝い」は人からの行為や恩恵に対してもったいない気持ちになる時や、感謝する時に使う言葉です。
「忝い」は身に余るような行為や恩恵を受ける時に使う意味があり、これ以外にも恥ずかしい時や面目ない気持ちになった時にも使うことが可能です。