この記事では、「忽ち」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「忽ち」の正しい読み方は「たちまち」と「すなわち」どちら
「忽ち」は「たちまち」と読み、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「忽」の音読みは「こつ」、訓読みは「たちま(ち)・ゆるが(せ)」で、「すなわち」という読み方はありません。
因みに、音読みとは漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
正しい読み方の結論
「忽ち」の正しい読み方は「たちまち」です。
「すなわち」とは読みません。
「忽ち」の意味
「忽ち」の意味は「非常に短い時間のうちに動作が行われる様子」「思いがけなくある事態が発生する様子」「まさにそうである様子」です。
「たちまち」の語源は「立ち待ち(たちまち)」で、「立ったままで結果を待つこと」という意味です。
「立って待っている短い間に成り立つこと」から「すぐにものごとが起きる」「突然ものごとが生じる」などの意味で使われる様になりました。
「忽ち」の漢字は「勿」と「心」で成り立っていて、「弓を引いてはらい清めた心」を表し、「寛大にする」「そのままにする」という意味で「たちまち」に当てはめられました。
「忽ち」の言葉の使い方や使われ方
「忽ち」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『セールスの張り紙をすると忽ち人が集まって来る』
・『曇って来たと思ったら忽ち雨が降り出した』
・『彼氏とケンカしたが忽ち仲直りした』
まとめ
今回は「忽ち」の読み方について紹介しました。
「忽ち」の正しい読み方は「たちまち」で、「すなわち」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。