「相前後する」という言葉は順序や関係性に関する言葉ですが、どのような意味を持ち何が正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「相前後する」の正しい読み方と意味について解説します。
「相前後する」の正しい読み方は「あいぜんごする」と「そうぜんごする」どちら
「相前後する」の読み方として「あいぜんごする」と「そうぜんごする」の2つが考候補になります。
「あいぜんごする」と「そうぜんごする」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「相前後する」の正しい読み方は「あいぜんごする」です。
「相」には「相性」【あいしょう】「相棒」【あいぼう】など「あい」という読み方と、「相貌」【そうぼう】「様相」【ようそう】など「そう」という読み方があります。
「前」は「前半」【ぜんはん】「寸前」【すんぜん】など「ぜん」と読み、「後」は「後日」【ごじつ】「今後」【こんご】など「ご」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせると「あいぜんごする」と「そうぜんごする」になりますが「相前後する」の正しい読み方は「あいぜんごする」です。
「相前後する」の意味
「相前後する」とは、「物事の順序の前と後が逆になる」もしくは「物事が立て続けに続く」という2つの意味を持つ言葉です。
ABという並びがBAになるように前後が逆になることを表すほか、Aの後で間をおかずにBが続く様子を表す意味でも使います。
「相前後する」の言葉の使い方や使われ方
・『結論と理由が相前後したが内容は理解できた』
・『両親が相前後して出発した』
・『相前後して発表された新製品の売り上げが拮抗している』
まとめ
「相前後する」の正しい読み方は「あいぜんごする」で「そうぜんごする」は間違った読み方です。
2つの意味を持つ言葉なので誤解のないように使いましょう。