この記事では、「碌に」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「碌に」の正しい読み方は「ろくに」と「らくに」どちら
仕事や作業が十分にできていない状態を「碌に」【ろくに】といいます。
物事が満足した仕上がりになっていない状態であることをこ馬鹿にする意味も込めて「まったく碌な仕上がりになっていない」と怒りを込めて表すわけです。
このことから、「碌に寝られなかった」と自分がいかに深い眠りにつけない状況であったかを伝えられます。
正しい読み方の結論
音読みで「碌」を「ロク」と読み、意味は「役に立たない」となります。
このことから、「碌に」できていないという意味として使うため、読み方は「ろくに」が正しい読み方になるわけです。
もう一方の「らくに」の漢字は「楽に」と書き、今の苦しい状態から自由で開放的になるようにするという意味で使われているため、「碌に」とはまた違う言葉になってしまいます。
「碌に」の意味
しっかり内容に目を通していないことを「碌に」といって、いかに不十分であるかを表すわけです。
物事を中途半端にやったり、挨拶もしっかり出来ない人の行為を伝えるとき使われています。
たいていが「碌に挨拶ができない」と、先に「碌に」と書いてからそのあと何が不十分なことであるのか取り上げた使い方をするわけです。
「碌に」の言葉の使い方や使われ方
・『碌にあの人は仕事ができないので、周囲の足を引っ張って困る』
・『姉は碌に勉強もしないまま大学受験を受けたので、あっけなく落ちた』
・『碌に朝食を食べてこなかったので、昼前にお腹が空いて困った』
まとめ
満足したことが出来ない人を見かけたときや、自分がしっかり目を通していなかったときの状況を分かりやすく伝えるとき、言葉をうまく使ってみるといいでしょう。