この記事では、「翻弄」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「翻弄」の正しい読み方は「はんろう」と「ほんろう」のどらら
蝶のように、自由気ままに乗って飛ぶことを「翻」といい、「弄」は意のままにするとなります。
このことから、相手にもてあそばれている自分の愚かなさまを表すわけです。
反対に、自分の魅力で惑わせておいて、飽きればいとも簡単に捨てて弄ぶ行為を「翻弄」するといいます。
正しい読み方の結論
音読みで「翻」を「ホン」、「弄」を「ロウ」と読むことで「ほんろう」と読みます。
「翻」はひるがえるという意味になり、「弄」はいじる、あなどるといった意味合いで使われている言葉です。
もう一方の「はんろう」は漢字に変換すると「煩労」となり、心をわずらわせることでひどく相手を弱らせてしまうという意味になり、「翻弄」とは違う意味になってしまいます。
「翻弄」の意味
相手を自分の思いのままにしようと考えてもてあそぶことを「翻弄」といいます。
相手の意思など関係なく自分が思うように惑わし、支持したように行動させては満足して楽しむという意味で使う言葉です。
元々は翻す「ひるがえす」と書いてひっくり返すという意味があり、相手を思うがままに心を操ってその気にさせて振り回します。
「翻弄」の言葉の使い方や使われ方
・『上司はいつも急に態度を変えて部下を翻弄する』
・『職場の美人社員に翻弄されて、仕事に集中できない』
・『人を翻弄して喜ぶ者は嫌われて、そのうち孤立するだろう』
まとめ
あまりいい意味では使われていない言葉ですが、自分なりに使い方を学んでみて、どのような場面でどう使えばいいかを考えてから使ってみるといいでしょう。