この記事では、「辟易」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「辟易」の正しい読み方は「へきえき」と「ひやす」どちら
「辟易」は「へきえき」と読み、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「辟」の音読みは「へき・ひ」、訓読みは「さけ(る)・きみ・め(す)・よこしま・かたよ(る)・ ひら(く)」、「易」の音読みは「えき・い」、訓読みは「やさ(しい)・か(える)・か(わる)・やす(い)・あなど(る)」です。
「辟易」と表記する場合、「ひやす」とは読みません。
ちなみに、訓読みとは漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
正しい読み方の結論
「辟易」の正しい読み方は「へきえき」です。
「ひやす」とは読みません。
「辟易」の意味
「辟易」の意味は「ひどく迷惑して嫌気がさすこと」「うんざりすること」「相手の勢いに圧倒されて尻込みすること」です。
「辟」は「避ける」という意味「易」は「取りかえる・入れかえる」という意味、「辟易」で「争いを避けて進路を変える」になります。
中国の歴史書「史記」からの引用で、「相手の勢いが強いので恐れて進路を変更すること」として使われる様になりました。
次第に転じて「嫌気がさすこと」「うんざりすること」といいう意味になったのです。
「辟易」の言葉の使い方や使われ方
「辟易」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『上司の自慢話に辟易する』
・『彼女の我儘に辟易する』
・『トラブル続きの仕事で辟易する』
まとめ
今回は「辟易」の読み方について紹介しました。
「辟易」の正しい読み方は「へきえき」で、「ひやす」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。