この記事では、「阿る」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「阿る」の正しい読み方は「おもねる」と「あなどる」どちら
「阿」という漢字は訓読みでは「くま」や「ひさし」、「阿(おもね)る」や「阿(よ)る」などと読み、音読みでは「あ」と読みます。
したがって、「阿る」は「おもねる」と読むのが正解です。
ちなみに、「あなどる」を漢字で表記すると「侮(あなど)る」になります。
正しい読み方の結論
「阿る」の正しい読み方は「おもねる」になります。
「阿る」の意味
「阿る」とは、「人の気に入るように振る舞う」を意味する言葉です。
「阿る」の類義語としては、「媚(こ)びる」や「へつらう」、「取り入る」や「ごまをする」、「おべっか」などがあります。
「阿」は「へつらう」や「ひさし」という意味のほか、「川や山などの曲がったところ」や「寄りかかる」、「女子の名前の上につける愛称」など多くの意味を含める漢字です。
「阿」という漢字は「段のついた土山」の象形である「こざとへん」と「口の奥」の象形と「口」の象形である「可」を組み合わせた「会意兼形声文字」になります。
もともとは「丘の曲がった所」や「くま」(=湾曲して入り組んだ所)という意味を表していたそうです。
「阿る」の言葉の使い方や使われ方
・『彼は人に阿るのが得意なので、世渡り上手と言える』
・『ファンに阿ることもアイドルの仕事の1つのようだ』
・『人付き合いに関して不器用なので、誰かに阿るようなことが苦手だ』
まとめ
・「阿る」の正しい読み方は「おもねる」になります。
・「阿る」とは、「人の気に入るように振る舞う」を意味する言葉です。