「ご教示」という言葉は改まった挨拶などで使いますがどのような意味があり正しくはどう読むのでしょうか。
今回は、「ご教示」の正しい読み方と意味について解説します。
「ご教示」の正しい読み方は「ごきょうじ」と「ごきょうじゅ」どちら
「ご教示」という言葉の読み方として「ごきょうじ」と「ごきょうじゅ」の2つのどちらかではないかと考えられます。
「ごきょうじ」と「ごきょうじゅ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「ご教示」の正しい読み方は「ごきょうじ」です。
「教」は「教育」【きょういく】「文教」【ぶんきょう】など「きょう」と読みます。
「示」は「示談」【じだん】「しじ」【しじ】など「じ」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「ごきょうじ」が「ご教示」の正しい読み方です。
「示」には「じゅ」の読み方がなく「ごきょうじゅ」とは読みません。
「ごきょうじゅ」は「ご教示」と似た意味を持つ言葉「ご教授」の読み方です。
「ご教示」の意味
「ご教示」とは、「手本を見せて教えること」を意味する言葉です。
「ご教示」の「示」には実際に見せるという意味があります。
実物を見せたりやって見せたりなど相手に示して教えることを「教示」といい「ご教示」は目上の相手に対して使う敬意を込めた言い方です。
一般的には「ご教示ください」という形で相手に教えを請うときに使います。
「ご教示」の言葉の使い方や使われ方
・『仕事についてご教示ください』
・『来年の予定についてご教示いただければ幸いです』
・『詳しい手順についてご教示賜りますようお願い申し上げます』
まとめ
「ご教示」は「ごきょうじ」が正しい読み方で「ごきょうじゅ」は「ご教授」という別の言葉の読み方です。
比較的簡単な内容を教えることを意味するのでふさわしい場面で使いましょう。