「万象」はどう読むのが正しい言葉なのでしょうか。
今回は、「万象」の正しい読み方と意味について解説します。
「万象」の正しい読み方は「まんしょう」と「ばんしょう」どちら
「万象」という言葉の読み方としては「まんしょう」と「ばんしょう」の2つを思いつきます。
「まんしょう」と「ばんしょう」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「万象」の正しい読み方は「ばんしょう」です。
「万」には「万葉」【まんよう】「万一」【まんいち】など「まん」という読み方と、「万感」【ばんかん】「万事」【ばんじ】など「」という読み方があります。
「象」は「象徴」【しょうちょう】「現象」【げんしょう】など「しょう」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせると「まんしょう」と「ばんしょう」になりますが「万象」の正しい読み方は「ばんしょう」です。
「万象」には他にも「まんぞう」という読み方がありますが「まんしょう」とは読みません。
「万象」の意味
「万象」とは、「世の中のありとあらゆること」を意味する言葉です。
全ての物事や全ての事象を指す言葉でひとつの例外もない世界の全てを表します。
概念的に使われる言葉にあり実際に具体的な物事を指す言葉ではありません。
物質的な形があるものすべてを指すほか人の心や魂など形のないものも含むすべてを指す表現です。
「万象」の言葉の使い方や使われ方
・『森羅万象の全てに感謝する』
・『万象を手に入れたいという果てしない欲望』
・『万象を解明するのが科学の最終目標である』
まとめ
「万象」は「まんしょう」ではなく「ばんしょう」が正しい読み方です。
「森羅万象」という四字熟語の形で使うことが多く単独ではあまり使いませんが正しい意味と読み方は覚えておきましょう。