この記事では、「丈夫」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「丈夫」の正しい読み方は「ますらお」と「じょうぶ」どちら
「丈夫」には4つの読み方があります。
1つ目は「ますらお」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
2つ目は「じょうぶ」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
3つ目は「じょうふ」で、こちらも音読みになります。
4つ目は「たけお」で、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「夫」は、名前だけに使う「名のり」という読み方で「お」と読むことが認められています。
正しい読み方の結論
「丈夫」の正しい読み方は「ますらお」「じょうぶ」「じょうふ」「たけお」になります。
ただし、読み方により意味が違ってきます。
「丈夫」の意味
「丈夫」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「ますらお」と読む場合「立派で勇気のある強い男」「武人や兵士」「狩人や猟師」という意味です。
「ますらお」の語源は「優男(まさりお)」という言葉で、「武器を持つ優れた男子」という意味です。
「ますらお」は「益荒男」とも書き、こちらは当て字になります。
「優れた男子」から「頑丈な男子」という意味になり、「丈夫」という漢字が当てはめられました。
「じょうぶ・じょうふ」と読む場合、「健康に恵まれている様子」「物が頑丈で壊れにくい様子」「確かな様子」という意味です。
「たけお」と読む場合、「強く勇ましい男」という意味です。
「丈夫」の言葉の使い方や使われ方
「丈夫」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『屈強な丈夫(ますらお)が戦う』
・『体が丈夫(じょうぶ)なことが取り柄です』
・『この窓は丈夫(じょうぶ)なガラスが使われている』
まとめ
今回は「丈夫」の読み方について紹介しました。
「丈夫」の正しい読み方は「ますらお」「じょうぶ」「じょうふ」「たけお」の4つで、読み方により使い方が変わってきます。
正しく読める様に覚えておきましょう。